心肺蘇生のABC


命を救うAED(自動体外式除細動器)
西脇市で開催しました「救急ナイトスクール」での心肺蘇生講習会の様子がニュースで 紹介されました。 >>動画はコチラ(4分19秒)

    
心肺蘇生の ABC 2005新ガイドライン    
意識はあるか?
呼吸はしているか?
誰か救急車を!

倒れている人には、まず声をかける。肩をたたくなど刺激して、意識があるかどうか確認します。「大丈夫ですか?」など。
応答がない場合、周りに助けを求め、AEDがあれば持ってきてもらいます。
口・鼻に耳を近づけ、息を感じ、呼吸の確認を行う。正常な呼吸をしてないと感じたら、人工呼吸を行う。

 
Airway:気道確保

  気道の確保とは、下顎を保持すること。頭部を後方へ反らせる・ 下顎を挙上する事で空気の通り道=気道を開放する事が出来る。
最初はできていても、繰り返す内に、
下顎の挙上が甘くなる傾向があります。基本を注意深く教えましょう。

Breathing:人工呼吸
  頭部後屈・顎先挙上=気道確保は続けながら、鼻をつまんで、
呼気を二回吹 き込む。呼吸の再開が確認できるまで、行う。

呼吸の停止が確認されたら、脈拍の確認が以前は指示されていたが、呼吸停止ならば、その時点で心臓は動いていても、すぐに心停止に陥るので、間髪を入れずに心臓マッサージを行う。(実際問題としては、血圧が収縮期で70以下になれば、脈として触れません)
 2005ガイドラインでは、市民救助者は脈拍の確認・循環のサインは不要とされました   がここでは、一応お話ししておきます。
  頸動脈に触れてみる。頭部後屈を続けながら、図のように喉仏から外側に指を
  ずらして触れることができます。(これにむしろこだわらない方向で教えます)


Circulation:心マッサージ 
胸骨下端、剣状突起部を触れてその指二本分上、胸骨の平らな部を手指をを図のように絡ませて手のひらの付け根で圧迫する。(左下図)
1人で行うときも、2人で行うときも声を出して確認しながら行う。以前は、下図のように、1人と2人では、回数に違いがあったが、現在は統一されました。
   2回の人工呼吸に引き続き
       直ちに30回の心臓マッサージを繰り返します。

アメリカ心臓病協会が、「新心肺蘇生法マニュアル」!

4つの要点(これまでの変更点)
1.呼吸が停止していたら、(正常な呼吸がなければ)
   頸動脈の拍動や循環のサインを確認しなくとも、直ちに心臓マッサージを行う。
2.心臓マッサージの圧迫部位は、胸の中央で良いとされた。
3.2回の人工呼吸に対して、30回の心臓圧迫マッサージとなり、
  心臓マッサージの重要性がより明らかにされた。

  以上は
   実際にその場で応急処置に当たる「一般の人たち」への教育の簡略化により、
よりはやく人工呼吸・心マッサージを行いやすくするためと考えられる。こまかな手順にこだわるより、より早く基本的な人工呼吸と心臓マッサージを行うだけで、結果として、より救命効果があがることが統計的・医学的に立証された結果
「2005新ガイドライン」が作成されました。

心肺蘇生を中止して良いのは?
○心拍動・自発呼吸の再開    ○蘇生の専門家と交代する時 
○30分以上行い疲労困憊した時  ○医師が死亡診断をしたとき     
    以上の場合だけです。救急車は平均6分で駆けつけます。それまでは、あなたが頑張るのです。家族や友人のために。

      
考えるより体験する事。繰り返し訓練することが大事です。
中学教育に「心肺蘇生法」を取り入れ、
心の教育{命の教育」を行おう。

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E-mail : tomihara@tomihara.com