はあと通信


心臓の話 

心臓は誰から栄養補給されるのか
 心臓が停止をすれば、ほぼ4分で脳に不可逆的変化=もう元の状態に戻れない脳死の状態になります。心臓は、このように全身の臓器に栄養(酸素をたっぷりと含んだ動脈血)を送るために、あなた達が眠りについている間も「律儀に」働いています。一日に約十万回も収縮と拡張を繰り返しています。心臓は誰から栄養を受けるのか?心臓から送り出される動脈血は大動脈を通って各臓器に到達します。
心臓から出た大動脈は頚部で手や頭部への血管を分枝しますが、実は最も心臓に近いところから、最初に枝分かれする血管が、心臓の栄養血管である「冠状動脈=冠動脈」なのです。太陽の周りの炎=コロナから命名され「コロナリー」と呼ばれています。
この冠動脈は、心臓の前面を下に降りて行く「左前下降枝」左側面に回り込む「左回旋枝」右側後面から下面へと展開する「右冠動脈」と大きな3本の枝から成り立っています。この3本で、心臓の筋肉の栄養である動脈血を供給しているのです。

大きな3本の冠動脈が心臓を覆う。
狭心症・心筋梗塞は「冠動脈の病気」動脈硬化が原因となっておきる心臓の病気の代表が、狭心症・心筋梗塞です。先ほどの冠動脈が、様々な「冠危険因子」によって、血管の内側が狭くなって、血液を送ることが難しくなって、最後には詰まってしまうのです。
重要なことは、冠動脈が75%以上閉塞して初めて狭心症の症状が出始めることです。ですから、症状の始まりは、病気の始まりと言うよりは、むしろ心筋梗塞に向けた最終段階なのです。50%閉塞状態では無症状なのです。もちろん、普通の心電図では何の所見もありません。


上図は、75%狭窄をおこしている。 黄色い部分は、詰まっているコレステロールです。

心臓は血液を全身に送り出すポンプです。心臓は働き者!!      
心臓は、一日に十万回収縮すると先程述べました。一回で約60〜70ccの血液を送り出し、循環させているのです。60才に方では、70×100000×365×60ですので三万トン級石油タンカーの約半分に相当します。血圧が高いと言うことは、さらに過酷な労働を心臓に強いていることになります。その結果生じるのが、心臓肥大です。一般的には、胸部レントゲン写真と心電図にて判定されますが、心臓が普通の大きさの2倍にもなることがあります。  心臓の話は「HP3号」へ続く!  Nextへ!

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